RC(鉄筋コンクリート)壁

既存骨組内に新しい耐震壁を設け、主として建物の水平耐力を増大させる補強工法です。多くの事例と実験データがあり、信頼性の高い補強工法です。

増設壁工法

間仕切り壁やピロティ部分に鉄筋コンクリートによる新たな耐力壁を増設し、地震耐力を向上させる方法です。
周囲の既存する梁、柱、壁との取り合い部分にできる間隙に無収縮モルタルを注入して一体化を図ります。
特に既存梁と新設したコンクリート壁の頂部との一体化には、コンクリート打設時に15cm程度の間隙を造り、その間隙に割裂防止筋やせん断補強用のスタッドボルトを設置し、無収縮モルタルを注入します。 施工方法は、無収縮モルタル打設用型枠に所定の間隔で注入口を設けて、中央から順次注入を行います。

コンクリート増設壁

鉄筋コンクリート造の建物の骨組みなどに使われる鉄筋のひとつで、継ぎ目なく螺旋状に巻かれたタイプで、柱や梁がずれて壊れるのを防ぐ、せん断補強用鉄筋などとして用いられます。 柱の主筋に巻きつけてフックでとめる従来型のフープ(帯筋)に比べて地震に強いとされる。 フープを継ぎ目のないリング状にした溶接閉鎖型筋も強度は高いが、いちいち鉄線で主筋に結束する手間がかかります。 スパイラルは結束が不要で工期が短いとされる。

スパイラル筋の特徴

1.スパイラル筋(フープ筋・はしご筋も同様)を設置する事により無収縮モルタルやコンクリートの収縮によるひび割れ防止と分散を図る。
2.割裂防止筋の設置により補強接合部に高い反力が加わったときも、モルタルやコンクリートを拘束して、アンカーとスタッドジベルや壁筋への反力の伝道を助けるなどの効果も期待できる事から耐震補強工事の鉄骨ブレース廻りや耐震壁のアンカー周辺にスパイラル筋を配置することが推奨されている。
3.これらの目的のために、スパイラル筋は直径6mm以上の鋼線や異形鉄筋を用いてそのピッチは40から60mmの範囲で、スタッドやアンカーのピッチの1/3から1/6を目安とする。又、2の応力伝達の補助を期待する場合は、アンカーとスタッドとのラップ長を確保することも重要である。

ページトップへ戻る